2025年 仕事始めのごあいさつ

2025年 仕事始めのごあいさつ

新年おめでとうございます。

能登半島の早い復興をねがう 昨年は、新年早々能登半島地震が発生し、その後も大雨洪水が起こるなど能登半島方面の住民の皆様にとっては大変な1年だったと思います。私自身も東日本大震災の影響により青森市の自宅で1週間ほど停電・断水・ガソリン不足等々、1週間だけでも大変な苦労を味わった経験があります。いまだ復興の兆しが見えない能登半島方面の住民の皆様には、引き続きご苦労の日々が続くことに部外者の分際で心が痛みます。政府等のより一層、強力で早急な復興の施策の推進を願っています。

私が選ぶ2024年の重大ニュースは、①尊冨士の初入幕初優勝、②大谷翔平の「5050」とワールドシリーズ優勝(ほとんどの試合を自宅テレビで見ながら仕事をしてました)。火野正平さん、中山美穂さんの訃報 ③西田敏行さん、中山美穂さん、火野正平さんなどの訃報がショックでした。日本被団協のノーベル平和賞受賞 ④日本被団協の「ノーベル平和賞」受賞、などです。

昨年3月、末っ子が大学を卒業し、ここ4・5年で大学生2人を卒業させることができました。退職金もなくなりましたが、4人の子育てが終わって肩の荷が下りました。

今年は「相続登記の義務化」の2年目となります。今年より相続案件が多くなるのではないかと予想しています。より安価で迅速処理に努め、お客様のご要望に応える仕事をしたいと思っています。職員一同頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

事件数は247件、目標を大きくマイナス

収益は昨年並みもインボイスでマイナス? 

昨年の総事件数は247件で前年比19件のマイナスとなり、残念ながら目標を大きく下回ることになりました。

相続・保存登記は、昨年より4件減少の160件でした。3月から5月にかけて、「相続登記の義務化」制度の実施による駆け込みで大幅に増えましたが、その後は3年以内の猶予期間があることが周知されたこともあったのか、伸び悩み最終的に前年比微減となりました。抵当権抹消が前年比38件の大幅マイナスとなりました。銀行に嫌われたのかも知れません(嫌われるようなことはしていないつもりですが)。銀行の案件はどのように発注されているのが不思議です。会社登記が倍増し、裁判所関係の事件も増加しました。特殊な登記としては、初めて相続人申告登記と休眠抵当権抹消の登記を手がけ、供託申請をしました。また、2年ぶりに配偶者居住権登記を受任しました。相続人対象者が26人と65人の遺産分割調停も各1件申し立てしました。

昨年は複雑困難事件が多く、事件数は減ったものの収入的には昨年並みでした。インボイス制度による消費税分、数十万円がマイナスとなった収支でした。結果従業員の人件費を上げることができませんでした。例えば従業員への人件費を増加した分、インボイスを減額できるような控除制度を作って欲しいと思います。今年度は、より経費の節約に努め、従業員の人件費を増加したいと思います。

《事件の内訳》 総件数       247件

  1.  所有権移転相続・保存        160件

  2.  所有権移転 売買・贈与        13件

  3.  住所変更               13件

  4.  抵当権抹消              19件

  5.  会社関係               20件

  6.  裁判所関係(相続放棄、遺産分割調停等 14件

  7.  その他                 8件

(相続人申告登記1件、配偶者居住権登記1件、休眠抵当権抹消のための供託2件、遺言書保管申請3件、相続人26人と相続人65人の遺産分割調停申立書各1件、長期相続登記未了解消作業4件)

当事務所に来るお客様には、以前受任していただいたお客様からの紹介や口コミによるお客様も多数います。引き続き、親切丁寧な仕事に努め、相続登記をメインにカンバって行きたいと思います。

《事件数の変遷》

2018年    76件(法定相続情報一覧図作成件数含)

2019年   184件(法定相続情報一覧図作成件数含)

2020年   165件

2021年   201件

2022年   233件

2023年   266件

2024年   247件

ちょっとコーヒーブレイク🍵🍰

昨年はNHKの番組を見る機会が多くなった気がします。見る番組を決めているわけではなく、見たい番組がないときなどチャンネルを回しているとNHKのところで、少し見るつもりが最後まで見てしまうとか・・「映像の世紀バタフライエフェクト」、サイエンスもの「人類の起源」ゲノム解析等々、「3ヶ月でマスターする数学」、歴史物等々・・「こころ旅」の火野正平さん逝去ショック 定年退職してから「こころ旅」(朝版)もほぼ全部見ていました。一昨年まで元気に自転車で旅をしていた火野正平さんが病気療養中ということでその内番組にも出て来るものだと思っていました。ご冥福をお祈りいたします。

「はて?」朝ドラ「虎に翼」よかった💞(戦後まもなく、裁判所から法務局独立したことがドラマにも出てくるなど仕事がら少し関連がある)現在の社会課題に繋がるテーマについても「NHKが2歩も3歩も踏み込んだなぁ」と驚きながらとても感動しました。(*^-^*)💟

退職前は仕事や時間に追われて見るテレビも必要最小限に必要なものばがりでした。退職後はマイペースで興味のある番組を見れるようになりました。

 

狭心症体調は順調 健康のため徒歩

狭心症は、今のところ静かにしています。

昨年暮れから歩くようにしています。できるだけ自動車ではなく自転車で移動していましたが、事務所から1・2キロ以内の法務局などへの移動をより運動量の多い徒歩による移動に変えました。少しでも運動不足を解消し、健康寿命を延ばしたいと思います。

外ヶ浜町・蓬田村で「相続登記相談所」

当事務所独自の「相続登記の義務化」の広報活動として、司法書士の在籍していない外ヶ浜町、蓬田村(青森地方法務局、本局管轄)に「相続登記の無料相談会」を各3回開設しました。

住民の人数を勘案し、それぞれ年2・3回の開催をしたいと思います。

  

「わとなー行政書士法人青森支店」

青森市出身のわとなー行政書士法人の須郷代表と戸籍収集を主に、引き続き連携して仕事を進めていきたいと思います。

長期相続登記未了解消作業 4件を処理

昨年は三沢市地区の分4件を受け持ちさせていただきました。この度はそれほど多くの相続人はなく、割と短期間で作業終了することができました。

令和1年度 中泊町            令和2年度 深浦町 むつ市

令和3年度 青森市 三沢市 横浜町    令和4年度 青森市?0

令和5年度 青森市            令和6年度 三沢市

インボイス制度が始まった 負担が大きい

 昨年から、国税――消費税のインボイス制度が本格的に開始されました。

 当事務所は、適格請求書発行事業者の登録をしているので、消費税支払いが発生します。冒頭の挨拶にもありますが、インボイスの分を人件費に回すことができれば、従業員のためにもなると思います。人件費がらみの控除制度を望みます。経費の節約に努め、人件費に回したいと思います。(インボイス、何とか無くして欲しいです。)

ちょっとコーヒーブレイク 🍵🍰

平和について 

日本被団協のノーベル平和賞 ④日本被団協の「ノーベル平和賞」受賞被爆の実相を世界に広げ、核兵器廃絶禁止の運動の流れをつくり出した活動が認められ、清々しい気持ちになりました。私も広島・長﨑の平和記念資料館に行ったことがあります。当時、被爆者である語り部の方が話してくれた被爆の実相は、とてもひどいものでした(実被害者の語り部の方が少なくなっています)。戦闘員市民を問わず、老若男女を問わず、赤ちゃん含め、1発の原子爆弾で一瞬で10万人20万人を殺してしまう、そんな非人道性の恐ろしい兵器を使ってよいのでしょうか?今の原子爆弾は広島長﨑の数百倍~1千倍以上の威力があるそうです。原爆の恐ろしさが世界の人々には、まだまだ知れ渡っていないようです。悲惨な経験をした日本こそ「原水爆禁止廃絶」の先頭に立つべきだと思います。

「相続登記の義務化」~認知度72%に改善も

3年以内の登記必要 ~認知度42%

法務省は、所有者不明土地問題を解消するために4月から始まった、相続不動産の登記義務化に関する認知度調査について、昨年12月24日、結果を公表しました。「義務化を聞いたことがある」とした人が72%だった一方で、「不動産取得を知ってから3年以内の登記が必要とする規定」については42%にとどまった、としています。義務化の認知度は一昨年の58%より改善されましたが、「3年以内の登記が必要」について法務省は、情報発信により努力したいとしています。

私たちもお客様によりよいサービスを提供できるように頑張りたいと思います。

 

最後に

司法書士の使命は「国民の権利を擁護し、自由かつ公正な社会の形成に寄与すること」です。市民の皆さんに貢献できる仕事であり、よりよいサービスを提供できるよう、事務所職員一同頑張っていきたいと思います。

できれば、自由に使える時間も確保して、趣味も充実していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

《2024年の抱負・目標の結果

1 事件数目標266件      247件目標達成できず

2 囲碁3段位獲得        クラスを上げて1回参加、1勝3敗 仕事が忙しく参加できませんでした。勉強不足

3 お客様にわかりやすく親切丁寧を心がけ、安価で満足していただけるサービスを提供する           概ね目標達成

4 家族が健康でありますように  自分の運動不足が続いている

5 五穀豊穣 

6 世界平和      ウクライナだけでなく、パレスチナの戦争も続き、最悪 戦争やめよ  原水協のノーベル平和賞受賞 原水禁運動の大きな足がかり

《2025年の抱負・目標》

1 事件数目標247件プラス1割25件  272件以上     

2 囲碁Aクラスで4勝を目指す 3段位の獲得に挑戦         

3 お客様にわかりやすく親切丁寧を心がけ、安価で満足していただけるサービスを提供する 

4 家族が健康でありますように   

5 小さな喜びを大きな幸せと感じ、大きな悲しみを分け合って小さな痛みに変えよう

6 五穀豊穣

7 世界平和 ウクライナ・パレスチナの戦争やめよ 原水爆禁止運動の前進

【正隆です】               🐰

あけましておめでとうございます。

【令和6年4月1日からの「相続登記の義務化」】

(一昨年の内容を再度掲載いたします。)

1 「相続登記の義務化」が令和6年4月1日から開始されます。

 「自己のために相続開始があったことを知り、かつ、不動産の所有権を取得したことを知った日から3年以内」に相続登記等をすることが義務付けられました。

2 過去の相続登記についても、「相続登記の義務化」の対象になり適用されます。

 施行日前に相続の開始があった場合の「3年以内」の相続登記の起算日は、㋐施行日㋑自己のために相続開始があったことを知り、かつ、不動産の所有権を取得したことを知った日、のいずれか遅い日から3年以内に相続登記を行う必要があります。

3 義務違反には10万円以下の過料

 「正当な理由」がないのに相続登記義務違反した場合は、10万円以下の過料の対象になります。

 登記官が義務違反の事実を把握した場合、あらかじめ相続人に対して登記申請をするよう催告することとし、それでも登記申請をすべき義務を負う者が理由もなく登記申請をしないときに過料通知を行うこととしています。

「正当な理由」とは

 数次相続が発生して相続人が極めて多数に上り、戸籍謄本等の必要な資料の収集や他の相続人の把握に多くの時間を要する

 遺言の有効性や遺産の範囲等が争われている

 登記の申請義務があるもの自身に重病等の事情がある

 登記申請義務を負う者が、いわゆるDV被害者等であり、その生命・身体に危害が及び状態にあって避難を余儀なくされている

 経済的に困窮しているために登記を要する費用を負担する能力がない

など

4 「相続人申告登記」の新設

 不動産登記法第76条の3

「相続による所有権移転登記を申請する義務を負う者は、登記官に対し、所有権の登記名義人について相続が開始した旨及び自らが当該所有権の登記名義人の相続人である旨を申し出ることができる。期間内にこの申出をした者は、所有権移転登記を申請する義務を履行した者とみなす」 が新設され、相続登記の義務を一時的に回避することができます。

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