2021年 仕事納めのごあいさつ

コロナ禍2年目の2021年も終りを迎えようとしています。
私事でありますが、今年後半になって、比較的付き合いのあった親族の方々が続けてお亡くなりになりました。70代・80代の高齢の方々なので、
仕方ないことなのかもしれませんが・・・こんなことは不謹慎ですね。
つきましては、新年のお祝い・お慶びのご挨拶をご遠慮させていただきます。
皆様にはどうぞよいお年をお迎えください。

はじめに

さてコロナ禍の2年目は、仕事面は当初低調でしたが、徐々に仕事の依頼が増え、総件数では約200件となり、昨年より30件ほど増えました。
長男が5年半勤めた東京の建設会社を辞めて、青森に帰ってきて私と一緒に働くことになりました。横浜にいる二男も1年半ぶりに帰省し、1年半ぶりに家族全員がそろい、うれしい出来事の1つとなりました。
6月末に具合が悪く、救急車で市民病院に搬送されたところ、長年飲み続けていた高血圧の薬が原因で、脈が遅くなりすぎる「徐脈」という症状で2週間入院しました。まだまだ若いつもりでしたが、体のあちこちにガタがきているようです。

事件数 目標の200件
年間事件数は約200件で、目標を達成することができました。1事件で8人の相続放棄申述書申出書など、実質的には200件以上に換算できる内容の濃い充実した1年だったと思います。
また長男が8月から仕事を一緒にやってくれることになって、一人では持て余し気味だった事件処理がスムーズにいくようになり、特にパソコン業務や車の運転等、負担が軽減して大変助かりました。
《事件の内訳》
1 レアな事件
① 遺言書保管申出            2件
② 配偶者居住権設定           1件
③ 会社継続、解散、清算        各1件
④ 株式会社設立、合同会社設立     各1件
⑤ 相続放棄申述書            4件14人
⑥ 遺産分割調停、不在者財産管理人選任  3件
2 通常事件
① 所有権移転 相続          84件
② 所有権移転 売買・贈与・その他   14件
③ 所有権保存              4件
④ 住所変更              13件
⑤ 抵当権抹消・抵当権設定       55件(9割抵当権抹消)
⑥ その他               15件

やっぱり大変 3年目の長期相続登記未了解消作業
私としては、3年目を迎える長期相続登記未了解消作業です。
令和3年度は18件(青森市、三沢市及び横浜町関係)を引受け、年末までに約半分を完了させることができました。来年2月までにあとの残りを完了させるのは、ギリギリと言ったところです。3年目ということでこの作業にも慣れたつもりでしたが、やはり相続人が50人~100人となるものがあったり、相続関係説明図を作るのが大変だったり、市町村から取り寄せた戸籍等が届いて確認するのですが、前回までの相続関係状況を思い出せず、再度はじめから戸籍を見直さなければならないなど、やってもやっても「まだ終わらない」と、終りが見えないストレスのたまる作業です。

令和1年度 中泊町
令和2年度 深浦町 むつ市
令和3年度 青森市 三沢市 横浜町

ギックリ腰2回 「徐脈」を患う
6月に1回目のギックリ腰をしてしまい、同じ日に目の前が暗くなって具合が悪くなって、救急車で市民病院に運ばれました。検査の結果は、今まで飲んでいた高血圧の薬の中に、血圧を下げるために心臓の動きを弱めたり、脈を遅らせる薬が効きすぎて、脈が下がり過ぎて現れた症状ということでした。普段から時々、目の前が暗くなったりめまいがしたりしていましたが、数分から数十分すると直っていたので、余り気にしていませんでした。
診断は薬の調合と私の体への調整や検査等も含めた1ヶ月間の入院でしたが、無理を言って2週間で退院してしまいました。仕事が数件残っていたこともあって、一日おきに家族にパソコンを持ってきてもらい私が入力したら、持って帰ってもらい、翌日印刷したものを持ってきてもらって確認したり、申請書の作り方を説明して作ってもらったりしていました。家族は私の仕事の内容がわからなかったので、ほとんどできない状況でした。病人が病院にパソコンを持ち込んで仕事をしているわけですから、看護師さんたちには、よく映っていなかったようで、ひんしゅく買ってしまいました。
そんなこともあって、長男がきてくれて大いに助かったということでした。
さらに12月にもギックリ腰をしてしまい、この時は2週間くらい自力で直そうとしましたが、その後整形外科に行って湿布と痛み止めをもらい約20日間で何とか直りました。
ほぼ年中無休で仕事をしていたような状況で、家にいて椅子に座りぱなしで、スポーツも旅行もせず、健康には良いことをしなかったツケが回ってきたようです。

最後に

事件数は昨年より増加し、目標の200件に達したので、コロナ禍ですが満足しています。大規模司法書士の皆さんから見れば、たいしたことが無い件数と思われるかもしれませんが、零細企業なので、200件でも十分やりがいのある件数です。具体的ではありませんが、何となくですが、さらなる事件数増の手応えをつかんだ感じがします。
司法書士会の研修で得た情報ですが、自筆証書遺言保管制度は施行されて1年で2万件の申出があったそうです。公正証書遺言が約9万件と言うことですので、自筆証書遺言保管制度は1年で急激に伸び、今後さらに伸びるような状況です。
配偶者居住権設定登記も1件受任しましたが、こちらは全国的に登記件数がほとんど伸びていないようです。ただ登記までは進まないものの、相続税の節税?のため、遺産分割協議の中には大分活用され、取り入れられているようです。
相続登記も含めて、対抗要件になる登記が増えたことから、配偶者居住権設定登記もしっかり登記しておいた方が安心できると思います。
「自筆証書遺言保管制度」や「配偶者居住権設定登記」について、今後もう少し詳しく解説していきたいと思います。

《2021年の抱負の結果》
1 事件数目標200件       目標達成
2 囲碁2段位獲得         大会1回参加、小学生に負ける
3 お客様にわかりやすく親切丁寧を心がけ、安価で満足していただけるサービスを提供する            概ね目標達成
4 家族が健康でありますように   自分の不健康が続いている
5 五穀豊穣 世界平和       なんともいえない

《2022年の抱負》
1 事件数目標200件プラス22件
2 囲碁2段位獲得
3 お客様にわかりやすく親切丁寧を心がけ、安価で満足していただけるサービスを提供する
4 家族が健康でありますように
5 小さな喜びを大きな幸せと感じ、大きな悲しみを分け合って小さな痛みに変えよう
6 五穀豊穣 世界平和 新型コロナ脱却、withコロナ

【正隆くん】

8月から父の仕事を一緒に働くことになって、5ヶ月がたちました。
イメージしていた仕事とは少し違っていて、パソコンを使う業務が多く(これまでパソコンを使った仕事をしていなかった)、委任状や遺産分割協議書、オンラインによる登記申請書の作成など、最初はうまくできませんでした。
いろんな法律関係のことも覚えることが多く、相続やそれに絡む戸籍関係の見方なども覚えるのが大変でした。
お客様に対しては、誤ったことを言ってしまえば駄目なので、それなりの知識や経験が伴ってできる仕事だと思いますし、容易に口に出せないと思うので、来年はもっと勉強してがんばっていきたいと思います。

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