2024年上半期を終えて

《はじめに》

能登半島地震で始まった2024年は早くも、半年が過ぎました。能登半島の復興は、素人目で見てもほとんど復興していない状況だと思います。私に何かできるわけではないけれども、もっと早く地元住民の方々が安心できるように、復興対策・支援を実施して欲しいと思います。

明るい話題が思い浮かばない状況です。生活実感もやはり物価高や円安、十分でない賃上げなど経済的に明るい将来が見通せないなど、日本の今後が将来が不安になっていの強い状況に陥っていると思います。

今年度前半の当事務所の状況は、次のとおりです。

《事件数について》

事件数は前年比微増相続登記は26%増加⏫

上半期の事件数は全体総件数は136件で、昨年同時期と比べて約105%となり、何とか微増しました。

内訳は相続登記が95件で昨年同期比19件増の126%、2割以上の増加となりました。増加の大きな要因は、4月から相続登記の義務化が始まるということで、2月3月4月にかけて相続登記のご依頼が増加したことによるものです。お客様の中には3月までに登記を完了させなければならないと勘違いをされた方もいらっしゃいました。施行前の古い相続登記についても3年の猶予期間があることが知られていないなど、「相続登記の義務化」が市民の皆様に十分浸透されていない部分もあるようです。また、「その内相続登記をしようと思っていたら、「5年経ってしまった」「10年経ってしまった」と言うお客様が多くお見えになりました。ともあれ相続登記に関しては、わずかながら増加傾向で推移していくことが予想されます。会社法人登記も12件と昨年比大幅増加しましたが、抵当権抹消が20件以上減りました。銀行関係から嫌われたのかも知れません?

《目標数に黄信号》

事件数は総体的にわずかながら増加しましたが、目標の昨年比1割増加については黄色信号がともっていると言えます。

《『相続登記の義務化』の周知強化》

法務省・法務局、司法書士会等も「相続登記の義務化」について、国民への周知に力を入れていますが、当事務所でも今後①施行日前の相続については、令和9年3月31日までに、また施行日後の相続については、不動産を取得したことを知った日から3年の間に相続登記をしなければならないこと②相続人申告登記について説明③遺産分割協議については時間がかかること、時間が経つと相続人が増えるなど、相続手続が複雑困難になる可能性が高くなる等をお知らせし、早めのお手続きを推奨していきたいと思います。

《のぼり旗を新しく》

「相続登記の義務化」が始まったのを契機に、当事務所ののぼり旗を我が家のマスコットキャットを載せた、新しいものにしました。

《相続土地国庫帰属制度》

昨年4月27日から「相続土地国庫帰属制度」が施行されました。いまだ、この制度を利用したお客様はいませんが、でも利用寸前まで進んだことがあります。いわゆる「過疎地」の不動産をお持ちの相続人の方から、『5筆の土地だが誰も使わないし、孫達も都会に出てしまって帰ってくる予定がない。そのうち管理するものがいなくなるので、相続人全員に責任を分担させ、10人ほどの相続人一人10数万円負担してもらって150万円ほどであれば、後生に負の財産を残したくないので是非とも「相続土地国庫帰属制度」を活用したい』、ということで3・4度打合せをしていたところ、建物取壊しにさらに200万円ほどかかるということで、断念することになりました。でもこのように考えるお客様もいるのだと、私の選択肢を増やすことにしました。

《インボイス登録したので》

昨年10月からインボイス登録業者になったので、昨年分は少なかったのですが今年度からは本格負担となるため、数十万円の支払い準備をしないとなりません。従業員には申し訳ありませんが、しばらくは賃上げできない状況です。節約に努めていきたいと思います。

《健康面について》

昨年4月に持病の狭心症のカテーテル治療を行ってから、今日まで特に悪化したり変調を来したりすることはなく、日常を平穏に過ごしています。ただ周りを見ると今年に入ってからもコロナにかかって、「回復するまで苦しんだ」とか「病院からコロナ治療費が高額になると言われた」など、不安要素が多々あるようでコロナ感染しないように引き続き注意して生活していかなければならないと思います。 後半は、体重を最低でも1㎏、出来れば2㎏減らし、少しでも歩く距離を伸ばしたいと思います。これまでは、ほとんど椅子に座りっぱなしでした。足腰の筋力を落とさないようにしたいと思います。

《平和について》

5月3日NHKの「パクス・ヒュマーナ 平和という“奇跡”」という番組(再放送かも知れません)をたまたま見て、見入ってしまいました。

俳優の佐々木蔵之介さんと濱田岳さんが旅人となり、「平和」について考える番組でした。

《戦争なし外交で解決 「宗教の自由・人種の自由」を実現》

佐々木さんが旅したのはイタリアで、中世ヨーロッパ11世紀に始まったキリスト教勢力による十字軍の遠征で、イスラム教との泥沼の宗教戦争になっていました。しかし、フリードリッヒ2世の決断によって、戦争なしの無血・話し合いで条約を結んだ初めての十字軍でした。当時はどこの國でも戦争という力による征服で、勝ったものが負けたものを惨殺したり、奴隷にしたり、支配するというやり方でした。フリードリッヒ2世は、宗教の自由・人種の自由を実現した賞賛されるべき人でした。

ロシアとウクライナ戦争、パレスチナとイス

ラエル戦争も見習って欲しいと強く思います。

《鼻の高さ、顔の骨格で人種差別  頭蓋骨は白 人間みな同じ》

濱田岳さんが訪れたのはアフリカのルワンダで、30年前(1994年)に隣人が隣人を殺す大虐殺が起こりました。100日の間に80万人以上のツチ族の人々が殺されました。ラジオから流れる何ともない音楽が引き金だったのか・・・?

事件の背景にはいろいろな事情があったと思われますが、約2割の牧畜民族のツチ族と約8割の農耕民族のフツ族が特別悪い関係ではなかったようです。フツ族とツチ族の人たちが結婚するなど差別なく生活し、ツチ族とフツ族の違いも区別が付かないくらいになっていたにもかかわらず、鼻の高さや顔の骨格の違いでツチ族と決めつけ、隣人などの顔見知りの人たちも殺害しました。

虐殺の記念館には5万人?の頭蓋骨が展示されていました。映像に頭蓋骨を長い時間映し続けたのは、どの人間の頭蓋骨も同じ「白い」ということ、を強調したのではないだろうか。(さらに私が付け加えるのなら、同じ赤い血が流れている同じ人間じゃないか)同じ人間同士がいろんな理由をつけて、戦争だとか殺し合うのは愚かだ、と言っているのだと思う。

現在でこそ、遺伝子DNA解析で人間の起源や遺伝子配列の違い、生物のルーツなどが分かるようになりました。違う遺伝子を持った人の起源も同じかも知れません。さらに人だけでなくすべての生物の起源が同じかも知れません。

《最後に》

引き続き、司法書士の様々な業務を通じて、これまで以上に国民の権利擁護の責任を果たしていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。

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【正隆です】               🐰

~上半期を終えて~

「義務化」で相続相談増加

令和6年4月の相続登記義務化に向けての相談が1月~3月の間にかけて多く相談がありました。

相続が発生して、登記未了のままの方がやはり多く見受けられました。その中でも、登記未了のままでよいのか、登記未了のままだったが今になって罰金が来るのか、土地が不要で相続土地国庫帰属制度を活用したいなどのご相談が多くありました。

4月からは相続登記義務化が実施され、積極的に相続登記をしたいといった方が多くいらっしゃいました。

しかし、長年にわたって相続登記をしないまま相続人が増えてしまい複雑になってしまった、うまく相続人から同意を得られず断念することになったといったケースがよくありました。そういった場合は、遺産分割調停の申し立てや相続人申告登記を考える方もいました。

令和6年4月1日に相続登記義務化と同時に、相続人申告登記制度も実施されました。相続人申告登記をすれば相続登記義務化の行政上のペナルティは免れることになります。しかし、その不動産については所有権移転登記をしなければ権利を主張できません。一時的な救済措置ともいえます。後世に残したくない、自分が元気でしっかりしている間に終わらせたいといった方にはあまりお勧めしない制度かもしれません。

ちょっとコーヒーブレイク 🍵🍰

Golf🐰 3度のラウンド 100キリ目標 ⛳🐰

新年度になって、群馬県高崎市の高梨子倶楽部、平内町の夏泊ゴルフリンクス、鯵ヶ沢町の青森スプリング・ゴルフクラブでラウンドをしてきました。どこのゴルフ場も芝がきれいでご飯がめちゃくちゃおいしかったです!ラウンドの結果ですが、110後半といったスコアでした。昨年からの目標にしていた100きりはかないませんでした。下半期は熱中症、脱水症状に気を付けて100きり達成したいです。次は、北海道に観光も兼ねてラウンドにいきたいと思います。

 正隆のゴルフ動画

 

 

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